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塗る前に仕上がりを確認できる色見本とカラーシミュレーション

外壁塗装の色の系統や特徴、色の色彩パターンなどを理解したら実際に色を選んでみましょう。色を選ぶ際は色見本やカラーシミュレーションを使用することで、塗装後のイメージがしやすくなります。

色見本について

色見本とは、その名の通り色のサンプル品です。ここでは、色見本の種類と入手方法、また色見本を利用した場合に注意すべき事を記載します。

色見本の種類とその入手方法

色見本は主に下記の3種類に分類されます。

■日本塗料工業会の色見本
632色が載っている色見本になります。色の種類は多いですが、この色見本は建築物以外の設備機器やインテリアカラー、ファッションカラーに用いられる色も収録しているため、塗料によっては対応していない色や外壁塗装には向いていない色も含まれています。

入手方法
法人個人関係なくネットから購入することができます。ポケット版(2,862円)、ワイド版(18,489円) 一般社団法人日本塗料工業会( http://www.toryo.or.jp/jp/color/standard/2017J.html )

■塗料のカタログに記載されている色見本
一般的に施主様が色を確認する際は、この色見本を利用することが多いです。この色見本は、各塗料メーカーが塗料ごとに発行しています。その塗料で使える色しか掲載されていないため、色の選択で迷うことはなくなります。

入手方法
・各塗料メーカーへ施主様が直接問い合わせをする。
・施工業者からもらう。
・施工業者を通してメーカーからもらう。

例:日本ペイントの色見本帳 https://www.nipponpaint.co.jp/biz1/building/samplebook.html

下記のように、色見本がホームページ上に掲載されていることもあります。但し、パソコンやタブレットなど電子機器を通して見ることになるので、実際の色味と異なることが多いためあまりオススメしません。

例:SK化研の色見本 http://www.sk-kaken.co.jp/products/color/sr.html

■塗り板の色見本
使用する色をA4サイズの板に塗った見本です。どの色見本よりもリアリティがあるため、塗装後のイメージがしやすいのが特徴です。塗料メーカーから取り寄せる必要があり、実際に板に塗料を塗装した見本になるので受取までに時間がかかります。業者によっては対応していない場合もあるので注意しましょう。

色見本を利用する際の注意点

■外壁の質感や艶の有無が反映されていないものもある
色は外壁の質感や艶の有無で色の見え方が異なります。色見本の中には、一般的にこれらの条件は反映されていません。そのため、あくまでも色見本から色を選択する場合は参考程度にとどめましょう。 色を小さな色見本からしか選べない場合は、外で太陽光に当てながら見たりしましょう。実際に塗装した場合と同じ環境で確認することで、実際の見た目に近い色をイメージすることができます。

■色の面積効果により塗装した場合と違う色に見える
カタログや色見本での小さな色を確認しても、実際に塗装した場合とは違う色に見えてしまいます。この現象は、面積効果と呼ばれるものです。

上記のように、同じ色を大きさの違うものにしたとき、明るい色は大きな面積の方が明るく見えます。反対に、暗い色は大きい面積の方が暗く見えます。

A4サイズの塗り板を用意しても、実際の面積にはどうしても大きさは劣ってしまいます。そのため、色を選ぶ際は面積効果を考慮したうえで選択しましょう。

カラーシミュレーションについて

塗料メーカーが提供しているカラーシミュレーションを下記にまとめました。無料で利用できるので、参考程度に利用してみてはいかがでしょうか。

・日本ペイント:http://www.hanacole.com/simulation/index.html
ハナコレクションという塗料のカラーシミュレーションですが、自分にあった色の傾向やキーカラー、オススメの色を提示してくれるので、どの色にしようか迷っている場合は利用してみることをオススメします。

・日本ペイント:https://www.nipponpaint.co.jp/thermoeye/family/simcolor/index.html
サーモアイという遮熱塗料のカラーシミュレーションです。他のシミュレーションに比べ、簡単で非常に使いやすいです。

・SK化研:http://www.sk-kaken.co.jp/simulation/
自分の建物と似た形の建物を選び、外壁屋根、付帯部に色をあわせていくことができます。外壁の模様も選ぶことができるのが特徴です。

・関西ペイント:http://www.kansai.co.jp/repaint/
カラーシミュレーションの前に、色の選び方や注意点の説明をみることができるので親切なシミュレーションです。色の種類が日本塗料工業会の色見本と関西ペイントの標準色から選ぶことができるため、多くの色でシミュレーションすることができます。また、ジャンル別おすすめ配色という機能を使用することで、自動的に綺麗な配色に調整してくれます。

カラーシミュレーションを利用する際の注意点

■色の組み合わせや雰囲気を感じるだけに抑える
カラーシミュレーションは、単純に色を合わせているだけなので、立体感がなく不自然な色になる場合があります。また、パソコンの画面の光度や彩度も影響します。プロジェクターなどで壁に映す業者もいますが、投影している壁の色や投影の明るさも影響するため、実際の見え方と大きく異なる場合もあります。そのため、カラーシミュレーションはあくまでもイメージとして捉えておくことが、色選びで成功する秘訣です。

■業者によっては、カラーシミュレーションに対応していない場合がある
カラーシミュレーションを元に塗装した際、実際の色とカラーシミュレーションの色が違うと、クレームに発展することもあります。そのため、カラーシミュレーションに対応していない業者も多くいます。
※カラーシミュレーションに対応していない業者が悪いという意味ではありません。

■周囲の景観と比べることができない
周囲の家や自然までカラーシミュレーションでは取り込むことはできないため、実際に塗装したら周囲との景観に合わず、悪い目立ち方をしてしまう可能性があります。


パソコンやタブレットで行わないカラーシミュレーション

実際に塗装する建物を透明なシートに映し、その下に実際の塗料の色がついているペイントシートを重ねておこなうカラーシミュレーションです。外壁や屋根の塗装箇所が透明になっているため、塗装箇所のみに色が映しだされます。業者によっては、実際の塗料を吹き付けたシートを使用して色合わせすることができます。

■メリット
パソコンやタブレットで行わないため、画面の明るさなどに影響されません。また、外壁の目地や建物の影も再現できるため、実際に塗装した際の色のイメージがしやすいのが特徴です。

■デメリット
業者によっては対応していないところがあります、また、このカラーシミュレーションを利用するためには料金が発生する場合があるので、利用する際は業者ごとに確認しましょう。

■例
商品名:透メックス
金額:物件の透明シート1件:6,000円
ペイントシート1冊:8,400円~12,960円 
合計:14,400円~18,960円
※透メックスホームページ:http://nurikaebin.jp/index.html

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